おすすめ書籍

「グリーンアドバイザー認定講習の講師がおすすめする参考図書」

植物や園芸に関する知識をさらに深めたい方、グリーンアドバイザーになってからさらに勉強したいという方のために、グリーンアドバイザー認定講習の講師がおすすめする参考図書を紹介します。
(グリーンアドバイザー認定講習のテキスト内容や認定試験の出題範囲とは直接関係ありません)

なお、ここで紹介する図書の中には、現在入手しづらいものもありますのでご了承ください。

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RHS Encyclopedia of Gardening Christopher Brickell (編集) Dorling Kindersley Publishers Ltd  
憧れのイングリッシュガーデン(主婦の友生活シリーズ) 八尋 和子(著) ㈱主婦の友社 97年出版ですので情報が古いと思われるかもしれませんが、英国庭めぐりのバイブルと言えます。庭の歴史、エピソードの紹介はもちろん植物の説明は、どのガイドブックより正確です。イギリスに行く度、お守りのように持参していく本です。
アブラムシ―おもしろ生態とかしこい防ぎ方 谷口 達雄(著) (社)農山魚村文化協会 害虫のアブラムシがおもしろおかしくまとめられています。非常に読みやすく、読み終わればアブラムシの専門家(?)になれます。現在、他にタバココナジラミ、マメハモグリバエ、センチュウ、ウンカ、コナガ、チャノキイロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ、果樹カメムシが販売されています。
雲南の植物 [単行本] 森 和男(著) トンボ出版 庭や窓辺に咲いている植物のルーツが次々に判明します。こんなところが生まれ育ったところ? と想像すると面白くもあり、育てることが上手になるような気がします。楽しい本です。
A-Z 園芸植物百科事典 英国王立園芸協会 監修 クリストファー・ブリッケル,横井政人(翻訳) ㈱誠文堂新光社 15,000以上の植物解説と写真を掲載。園芸、造園、植物ガイドです。改訂版の翻訳本はまだ出ていませんが、十分活用できます。一年草から樹木類までガーデニングに必要な情報が網羅され、信頼度最高と思っています。改訂版は英語ですが注文で日本でも買えます。
エコ・プラント―室内の空気をきれいにする植物 B.C. ヴォルヴァートン(著), 尾崎 章(監修), B.C. Wolverton (原著) バベルインターナショナル(翻訳) ㈱主婦の友社 環境緑化、エコプランツ掲載。NASAで研究された植物類のエコロジーについて書かれた本です。
園芸オールQ&A―草花、花木、果樹、野菜…千葉大学園芸学部の専門家が答える(主婦の友ベストBOOKS) 千葉大学園芸学部 監修 ㈱主婦の友社 草木、花木、果樹、野菜への質問がQ&A形式で詳しくまた簡潔に書かれています。実際に千葉大学園芸学部に寄せられた質問なので、大変具体的で参考になります。
園芸家のための「花づくりの科学」 志佐 誠(著) ㈱誠文堂新光社 栽培の基礎がわかりやすく説明されています。
園芸学用語集・作物名編 園芸学会 編集 養賢堂 専門用語及び園芸作物名のリスト。専門用語は和英の部と英和の部があり、園芸作物名リストは果樹と野菜、花きに分かれ、和名、学名、英名の索引があります。英語の文献を読む時には必須の書籍です。
園芸植物大事典(コンパクト版) 塚本 洋太郎(著) ㈱小学館 学名や用途を調べるのに便利です。栽培方法や文化的なことも書かれていて、名前の判らない植物に付いて最初の情報を得るのに最適です。園芸植物の亜科や亜属、系統の分類表と植物図は重要です。
園芸図鑑―花や野菜いっぱいの庭づくり さとうち 藍(著), 佐野 裕彦(イラスト),藤枝 つう ㈱福音館書店  
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ガーデンブック―ガーデニング完全ガイド ジョン・ブルックス(著)白井 彦衛 メイプルプレス 英国の翻訳本。イングリッシュガーデンデザインの基本や、プランニングの参考になります。ケアからメンテまで。
カイガラムシ―おもしろ生態とかしこい防ぎ方 伊澤 弘毅(著) (社)農山漁村文化協会 害虫のカイガラムシがおもしろおかしくまとめられています。非常に読みやすく、読み終わればカイガラムシの専門家(?)になれます。現在、他にタバココナジラミ、マメハモグリバエ、センチュウ、ウンカ、コナガ、チャノキイロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ、果樹カメムシが販売されています。
家庭園芸 草花の病気と害虫 見分け方と防ぎ方 米山 伸吾・木村 裕(著) (社)農山漁村文化協会 それぞれの植物の代表的な病害虫をカラー写真で掲載。また、葉、花など部所別に病害虫の被害症状が簡単に分かりやすく解説されています。本文では単に病害虫の解説だけでなく、生態、症状と診断のポイント、発生を防ぐポイントなども記載されています。
家庭園芸レベルアップ教室 果菜1 トマト・ナス・ピーマン・シシトウ・トウガラシ 森 俊人・山田 貴義(著) (社)農山漁村文化協会 果菜の栽培技術の上級編。単に栽培技術だけでなくその野菜の歴史、魅力、ルーツなども記載されており、品種、作型さらにはコンテナ栽培のポイントなどが図解入りで分かりやすく解説されています。
家庭園芸レベルアップ教室 根菜1 川越 英夫(著) (社)農山漁村文化協会 根菜の栽培技術の上級編。単に栽培技術だけでなくその野菜の歴史、魅力、ルーツなども記載されており、品種、作型さらにはコンテナ栽培のポイントなどが図解入りで分かりやすく解説されています。
家庭園芸レベルアップ教室 根菜2 吉田稔・大場貞信・中谷誠・鈴木健司(著) (社)農山漁村文化協会 同上
家庭園芸レベルアップ教室 葉菜1 小寺 孝治 編著 (社)農山漁村文化協会 葉菜の栽培技術の上級編。単に栽培技術だけでなくその野菜の歴史、魅力、ルーツなども記載されており、品種、作型さらにはコンテナ栽培のポイントなどが図解入りで分かりやすく解説されています。
家庭園芸レベルアップ教室 葉菜2 芹澤 啓明・小澤 智美・土屋 宣明・小松 和彦(著),塚田 元尚(編集) (社)農山漁村文化協会 同上
家庭菜園の病気と害虫 見分け方と防ぎ方 米山 伸吾・木村 裕(著) (社)農山漁村文化協会 それぞれの植物の代表的な病害虫をカラー写真で掲載。また、葉、花など部所別に病害虫の被害症状が簡単に分かりやすく解説されています。本文では単に病害虫の解説だけでなく、生態、症状と診断のポイント、発生を防ぐポイントなども記載されています。
カラーイメージスケール 改訂版 小林 重順(著),日本カラーデザイン研究所(編集) ㈱講談社 色彩を巧みに使いこなすためのハンドブックです。カラーイメージのスキルアップに!!
カラーリーフプランツ―葉の美しい植物の図鑑 横井 政人(著) ㈱誠文堂新光社 花と葉、カラーリーフプランツを掲載。ガーデニングプランの参考になります。
気象の暦 平成22年(2010年) 一般財団法人日本気象協会 アクト・ウェザー  
クリの絵本(そだててあそぼう) あらき ひとし(編集) かわかみ かずお(イラスト) (社)農山漁村文化協会  
原色 生理障害の診断法―野菜・果樹・花・作物 渡辺 和彦(著) (社)農山漁村文化協会 栽培の中で盲点になっている各肥料成分の欠乏症・過剰症が、豊富なカラー写真とともに分かりやすく解説されています。
高等植物分類表 米倉 浩司(著)邑田  仁(監修) 北隆館 APG分類体系に基づく維管束植物の分類表。日本に産するすべての科と属、及び主要な園芸植物の科と属をAPG分類体系に基づいて配列し、新エングラー分類体系及びクロンキスト分類体系との対比表もあります。
国際栽培植物命名規約 第7版 国際園芸学会(著),栽培植物分類名称研究所(翻訳)CULTA=(翻訳),大場 秀章 アボック社 国際園芸学会が定めた命名規約の日本語版。学名や園芸種、園芸品種などの命名、学名の表記などの国際ルールを明文化したもので、学名を使う人に必須のものです。
 
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樹皮 ハンディ図鑑 梅本 浩史(著) ㈱永岡書店 著者が撮り貯めてきた写真をもとに、樹木の樹皮、葉、実から、何の樹木か探る事ができるようになっています。若木、成木、老木までの樹皮が出ているのでよくわかります。持ち運びしやすいハンディタイプでもあるので、樹木観察会などに活用できます。
植物学名大事典 万谷 幸男(著) 植物学名大事典刊行会 約25,000語の学名を収録し、その語源を解説しています。自費出版によるもので残念ながら入手は困難です。
植物組織培養―細胞から個体へ (モダンサイエンスシリーズ) Thomas・Davey(著)  犀川政稔(翻訳) ㈱共立出版  
植物分類表(第2版) 大場 秀章 編著  NPO法人栽培植物分類名称研究所(編集協力) ㈱アボック社 APG分類体系を紹介する日本語で初めての書籍。470科2619属をAPG分類体系に基づいて解説。2009年秋に公表されたAPGⅢ分類体系にほぼ準拠したものです。また、一般的に園芸で扱われる植物の種小名まで記載されているので、学名および分類位置を調べるのには最適です。
植物保護(新農学シリーズ)  一谷 多喜郎 ・ 中筋 房夫(著) ㈱朝倉書店  
新・緑のデザイン図鑑(エクスナレッジムック) 山崎 誠子・ 建築知識編集部(著) エクスナレッジ  庭づくりの際に植栽する植物を選ぶとき、樹木、灌木類、下草などの、生育の特徴と管理の仕方が、参考になります。
新版 土壌肥料用語事典 藤原 俊六郎・小川 吉雄・加藤 哲郎・安西 徹郎(編集) (社)農山漁村文化協会 肥料や用土に関する用語を調べるのに最適。説明文も短くて解りやすいです。
図説・草木名彙辞典 木村 陽二郎 監修 ㈱柏書房 日本の古典植物に関する語彙などをまとめたものを満載した画期的データベースです。古典資料にみる植物名語彙約4,000、農書・絵巻物などの図版約1,200を掲載。絶版になり、古書を探すことになりますが・・・。
図説・植物用語事典 清水 建美 (著), 梅林 正芳, 亘理 俊次 ㈱八坂書房  
生物学名辞典 平嶋 義宏(著) 東京大学出版会 動植物や細菌などの学名の意味を詳細に解説。約35,000語の索引も魅力ですが、45,000円と高いのが難点です。
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どうして枯れるの?わたしのガーデニング (園芸SOS!)  長岡 求  監修 ㈱技術評論社 植物をすぐに枯らしてしまう、という原因と植物の基本的な特性や対処の仕方が、ポイントを絞って書かれているため、とてもわかりやすい。まずは「枯らさない」からはじめるガーデニングに大きな助けになる一冊です。
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ナメクジ―おもしろ生態とかしこい防ぎ方 宇高 寛子・田中 寛(著) (社)農山漁村文化協会 害虫のナメクジがおもしろおかしくまとめられています。非常に読みやすく、読み終わればナメクジの専門家(?)になれます。現在、他にタバココナジラミ、マメハモグリバエ、センチュウ、ウンカ、コナガ、チャノキイロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ、果樹カメムシが販売されています。
日本植物方言集成 八坂書房 編集 ㈱八坂書房 日本の野生植物から園芸植物まで、2,700種の和名に対して約40,000語の方言名を収録しています。
庭木の仕立て方―刈り込みと樹形づくり(図解ホーム園芸)  船越 亮二(著) ㈱主婦と生活社  
庭木の病気と害虫 見分け方と防ぎ方 米山 伸吾・木村 裕(著) (社)農山漁村文化協会 それぞれの植物の代表的な病害虫をカラー写真で掲載。また、葉、花など部所別に病害虫の被害症状が簡単に分かりやすく解説されています。 本文では単に病害虫の解説だけでなく、生態、症状と診断のポイント、発生を防ぐポイントなども記載されています。
庭先果樹の病気と害虫 見分け方と防ぎ方 米山 伸吾・木村 裕(著) (社)農山漁村文化協会 それぞれの植物の代表的な病害虫をカラー写真で掲載。また、葉、花など部所別に病害虫の被害症状が簡単に分かりやすく解説されています。 本文では単に病害虫の解説だけでなく、生態、症状と診断のポイント、発生を防ぐポイントなども記載されています。
庭先でつくる果樹33種―小さく育てて大きく楽しむ 赤井 昭雄(著) (社)農山漁村文化協会  
熱帯植物 天国と地獄(SCCガーデナーズ・コレクション) 清水 秀男(著)SCCライブラリーズ(編集) ㈱エスシーシー あまり知られていない植物がたくさん出てきます。エピソードがとても面白い本です。
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ハーブスパイス館―Herb & spice book (小学館実用シリーズ)   ㈱小学館 ハーブのことならこの1冊を持っていたらだいたいの知識が得られます。また植生のポイントや、ハーブとしての活用の仕方、また毒性についての注意も書かれています。
幕末日本探訪記(講談社学術文庫) ロバ-ト・フォ-チュン(著), 三宅 馨(翻訳) ㈱講談社  
ハダニ―おもしろ生態とかしこい防ぎ方 井上 雅央(著) (社)農山魚村文化協会 害虫のハダニがおもしろおかしくまとめられています。非常に読みやすく、読み終わればハダニの専門家(?)になれます。現在、他にタバココナジラミ、マメハモグリバエ、センチュウ、ウンカ、コナガ、チャノキイロアザミウマ、ミナミキイロアザミウマ、果樹カメムシが販売されています。
鉢花の培養土と養水分管理 長村 智司(著) (社)農山漁村文化協会  
「花育てのサイエンス」・・・園芸の基本・実際・役割 三浦 泰昌(著) 大空社出版部 ガーデニングの入門書です。花の文化や歴史を交えながら、栽培全般にわたる基礎知識を、予備知識なしでも理解できます。
花つきをよくする花木100種の剪定(NHK趣味の園芸) 妻鹿 加年雄(著) 日本放送出版協会 一般に知られている花木100種の庭植え、鉢植えについて、花芽分化の条件と分化期、着花習性、剪定方法と時期を図解と説明文、栽培歴で説明しています。
花と緑の病害図鑑 堀江博道・高野喜八郎・植松清次・吉松英明・池田二三高(編集) 全国農村教育協会 姿が見える害虫に比べ病害は判断に迷う場合が多いです。被害症状のカラー写真が豊富で分かりやすい。病原菌の伝染方法、発生と環境との係わりなどの防除のキーポイントも記載されています。専門家向き。
花の西洋史事典 アリス・M.コーツ(著),Alice M. Coats(原著)白幡 洋三郎・白幡 節子(翻訳) ㈱八坂書房 日本でもなじみのある花の逸話や民族風習や園芸史などが書かれている文化史事典。講座などの時に花のエピソードなども交えながら話をすると記憶にも残り、また興味を持ってもらいやすい。
バラ大図鑑 2000 バラ専門家 監修(3名) ㈱草土出版 バラ2000種を美しい写真付で紹介しています。
春の数え方(新潮文庫) 日高 敏隆(著) ㈱新潮社 植物よりも、昆虫の生態が解りやすく書かれています。昆虫は植物の友達ですから他人事ではないですね。科学者の視点でかかれていますが心が温かくなるエッセイです。
日陰をいかす庭づくり(NHK趣味の園芸 別冊)   日本放送出版協会 玄関周り、塀、樹木に囲まれた日照不足になりやすい場所に植物を植えたいという質問は多くあります。その際に写真もきれいで見やすく、また事例も多く掲載されているので参考になります。一日数時間しか陽が当たらないというベランダでも参考に。
風土-人間的考察(岩波文庫) 和辻 哲郎(著) ㈱岩波書店  
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Mabberley’s Plant-Book:a portable dictionary of plants, their classification and uses. 3rd edition. David J.Mabberley Cambridge University Press. 種子植物及びシダ植物、コケ植物に及ぶ属と科について、約24,000のタイトルを掲げ、各タイトルでは属や種の数、原産地、代表的な有用植物とその用途などを短く記述しています。第3版では分子系統学の成果を取り入れ、ほぼAPG分類体系を採用しています。
幻の植物を追って(単行本) 荻巣 樹徳(著) ㈱講談社 プランツマンの執念と苦労が伝わり、わくわくしながら読みました。そして幻の植物探検に行きたくなります。
幻の植物を追って(増補改定新版版) 荻巣 樹徳(著) ㈱アボック社 上記と同じタイトルですが、増補版のほうが写真が多くなり読みやすくなっています。
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野菜のつくり方―全国気候別はじめてのおいしい菜園カレンダー 篠原 温・丸尾 達・北条 雅章・千葉大学園芸学部(著) ㈱誠文堂新光社 全国気候別に地域分けした栽培カレンダーがついているので、栽培適期がよくわかります。また写真、図などが多く、ポイントがわかりやすいです。
用土と肥料の選び方・使い方―図解 家庭園芸 加藤 哲郎(著) (社)農山漁村文化協会 菜園と鉢土に共通した肥料・用土の知識を得るのに最適。実用的な場面に即しながら書かれ、内容が多く、多岐にわたっています。肥料、用土、堆肥、土壌改良、容器など、育てる植物の特性と自分の育て方の癖に合わせて選び、使いこなせるよう図解でわかりやすく紹介しています。講座などで説明するときにもたいへん参考になります。
よくわかる土・肥料・鉢(別冊NHK趣味の園芸)    日本放送出版協会 土や肥料に関する書籍でもっとも一般的に読まれています。基本的な肥料や用土の知識を得るのに最適です。
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羅和辞典<改訂版>LEXICON LATINO-JAPONICUM Editio Emendata 水谷 智洋 編集 研究社 羅和辞典の定番と言えるもの。古代ラテン語から専門用語までを含めて、約45,000の見出し語を持っています。
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わかりやすい―園芸作物の栄養診断の手引き 渡辺 和彦(著) ㈱誠文堂新光社