平成20年9月に設立20周年の節目を迎えた当協会は、前年度、新公益社団法人移行への道筋をつけるスタートの年として、協会一丸となって各種事業の遂行に邁進してきた。しかしながら、わが国を取り巻く社会・経済環境、とりわけ家庭園芸業界を取り巻く環境は一層その厳しさを増しており、協会の運営も厳しい状況に置かれていることは否めない事実である。
そのような状況下、平成22年度は、いよいよ新公益社団法人への移行申請前の重要年度として、前年度に増して更に公益性を高めた事業の推進に当たる必要がある。昨年12月に発表された内閣府公益認定等委員会委員長の談話に「わが国は厳しい経済情勢の中にあるが、このような時代だからこそ、「民」が様々な社会ニーズを自ら満たしていくこと、即ち、民の公益への積極的な参画によって社会を変革していくことが求められている」といわれている通り、厳しい社会・経済情勢の中でこそ、花と緑の重要性は更に増すものと認識し、協会会員社の総力を結集して以下の各事業を遂行することにより、家庭園芸の普及・啓発の推進に当たりたい。
そのためには、主務官庁の特段のご指導とご協力を仰ぐほか、自治体をはじめ関係機関・団体のご支援を得て行政・事業所・地域との連携を強め、会員一丸となって各事業に取り組み、当協会の新しい1ページを切り開いていかなければならない。

1.第21回日本フラワー&ガーデンショウの実施

本ショウは、平成2年大阪で開催された「国際花と緑の博覧会(花の万博)」の基本理念を継承発展させる目的で、花と緑に関する総合パブリックショウとしてこれまで20回開催してきた。21回以降の開催にあたり、昨年度「日本フラワー&ガーデンショウ開催検討委員会」を立ち上げ、今後のショウのあり方等について検討を加えた。
この結果、第21回ショウは前年度に引き続き千葉市・幕張メッセで実施することとするが、22回以降の実施についてはショウ委員会において継続して検討する。
また、今回実施に当たっては、これまでの成果と反省を踏まえ更なる内容の充実を図るため、本協会会員の全面協力をお願いする。
更に、関係自治体、園芸関係団体及びグリーンアドバイザーの会等と連携し、特別のご支援・ご協力を仰ぐ。

日 程  平成23年3月25日(金)~27日(日)
会 場  千葉市・幕張メッセ

2.グリーンアドバイザー認定講習・試験等の実施

グリーンアドバイザー認定制度は、家庭園芸の普及及び啓発事業の一環として平成4年に創設された。
その創設趣旨に基づき、家庭園芸全般に亘り幅広く、適切な指導や助言のできる人を養成するための事業等を次のとおり実施する。

1) 第19回認定、講習・試験について

今回認定の講習・試験は次により行う。各会場とも2日間の講習を行い、2日目 の講習終了後、認定試験を実施する。

東京A会場 平成22年8月19日(木)・20日(金) ホテルイースト21東京
大阪会場  平成22年8月24日(火)・25日(水) 大阪ガーデンパレス
札幌会場  平成22年8月30日(月)・31日(火) 札幌ガーデンパレス
東京B会場 平成22年9月01日(水)・02日(木) 東京ガーデンパレス

2) 認定の更新について

認定更新の申込み受付は、平成22年9月から開始する(前年度同様)。その際、協会が行う講習は次のとおりとする。

東京会場   平成22年8月19日(木)  ホテルイースト21東京 
大阪会場   平成22年8月25日(水)  大阪ガーデンパレス
札幌会場   平成22年8月30日(月)  札幌ガーデンパレス
  1. 第14回認定更新

    今回初めて認定の更新を受けようとするグリーンアドバイザー(以下「GA」という)は、原則として協会が行う講習を受講すれば更新ができる。

  2. 第9回認定再更新(2回目の更新)

    5年前に1回目の更新をしたGAは、今回再更新を希望し、かつ、正式な手続きを済ませると更新ができる。また、希望する場合は、上記の講習を受講できる。

  3. 第4回認定再々更新(3回目の更新)

    5年前に2回目の更新をしたGAは、今回再々更新を希望し、かつ、正式な手続きを済ませると更新ができる。また、希望する場合は、上記の更新講習を受講できる。

3) 講習用テキストについて

認定講習用に準備するテキストは、“講習テキスト検討チーム”において討議し、検討してきた内容をもとに、「基礎編」と「資料編」の2分冊とした改訂版を発行する。

4) グリーンアドバイザー園芸CPD制度について

園芸CPD制度は、昨年度から本格的に運用を開始した。昨年度末までに本制度に登録を済ませたGAは1,233人となっている。このうちゴールドGA・スーパーGAの称号取得者は、当初予想を上回ることが想定される。
本年度は、昨年度の運営を通じて得た経験・実績をもとに、運用方法に更に改良点を加え、本制度の円滑な運用を図る。また新規登録者の拡大・確保を図り、GA全体のスキルアップのための制度としての確立に努める。

5) グリーンアドバイザー資格登録者の活動への支援方策について

  1. GAの地域での活動紹介、花のイベントカレンダー、フラワーピックアップなどを掲載した「GAコミュニケーション」を、年度内に4回定期発行する。
    また、更に内容の充実を図る。
  2. 協会ホームページ「GA専用ページ」の内容の充実を図る。
  3. 全国「GAの会」の育成と活用方策の積極的展開を図る。

3.講習会・講演会等事業の実施

1) 一般消費者、園芸関係者などに対する講習会等について

  1. 一般消費者、園芸愛好家及びグリーンアドバイザーなどを対象とする講習会・講演会を年度内に2回実施する。その際、特に、地方における講習会「園芸セミナー」等事業の充実を図る。
  2. 園芸教室、キッズフラワースクール、親子園芸体験ツアーなど一般の方々が体験し、楽しく勉強できる講習会を、ショウ会場を中心に実施する。

2) 会員等に対する特別講演会について

開催日:平成22年5月18日(火)
講演者:ビズ出版 代表取締役編集長 八木波奈子氏

3) 海外視察研修実施の検討について

会員社及びGAなどを対象として、海外における家庭園芸の事情と市場流通に関する視察研修旅行実施の検討を行う。

4.調査・研究等関係事業の実施

家庭園芸全般の発展に寄与するため、園芸に関する普及状況調査を実施し、植物関連データベースの立ち上げ等について準備を進める。

1) 自主調査について

市場調査として継続的に実施している自主調査「家庭園芸普及状況調査」(花と緑に 関するアンケート)を、年度内に2回実施する。

2) 植物関連データベースの構築準備等について

一般消費者、園芸に関心のある人などへ協会HPを利用して植物紹介をするため、植物関連データベース構築の企画・立案作業を推進する。また、既存の「園芸資材データベース」の内容充実を図る。

5.普及啓発のための事業(広報活動)の実施

1)会報の発行について

家庭園芸の動向、協会の活動などを掲載した会報「Home Gardening」を年度内に4回発行する。

2)ホームページの充実について

前年度リニューアルした協会ホームページの更なる内容の充実を図る。そのために広報委員会と各委員会ホームページ担当者との連携の強化を図る。

3)「花と緑のガイドブック」の発刊について

花や緑の新品種、主要な園芸資材・用品及び園芸の基礎知識などを掲載した「花と緑のガイドブック」13号を発行する。

4)海外情報の収集、提供について

園芸に関する海外情報の収集に努め、協会ホームページ等を通じて会員社、園芸愛好家、グリーンアドバイザー等に情報を提供する。

6.植物普及関係事業の実施

1) 「学校緑花モデル事業」の実施について

前年度まで実施してきた学校緑花モデル事業の成果を踏まえ、さらに対象範囲の拡大、事業内容の充実等を図る。

2)全国花育活動推進事業の実施について

全国花育活動推進協議会に参画し、花育活動の普及啓発に携わると同時に、協会独自の花育活動方策及び植物普及の具体的実施方法等の検討を行う。

7.新公益社団法人への移行について

本年度は、前年度に決議した公益社団法人への移行に向けて、認定移行申請のための諸準備作業(定款の変更、事業一覧等)を実施する。
また、前年度導入した新公益法人会計基準に基づき、認定移行申請時に必要となる財務諸表等の作成を行う。

8.各種の行・催事や事業への参加・協力

1) 花の万博20周年記念事業への参加について

平成2年に開催された「国際花と緑の博覧会」(花の万博)20周年記念事業に参加し、花と緑の普及・啓発の推進を図る。

2) みどり関係行・催事への協賛等について

  1. 「みどりの日」制定記念関連行事及び「景観の日」関連行事等に協賛又は協力する。
  2. 淡路花博2010「花みどりフェア」(全国オープンガーデンフォーラムin Awaji等)、花のまちづくり運動、都市緑化フェア及びIGCA日本大会2010等に協賛又は協力するほか、国や地方公共団体をはじめ他団体の花と緑関係イベント等にも協力する。
  3. 会員社が推進又は参画する行・催事や普及啓発事業に協力又は後援する。

9.その他

  1. 従来の技術顧問制度を廃止し、新公益法人に適応する新制度を創設するための検討準備を行う。
  2. 会員メンバーの増強のための具体策を構築し、実施する。
  3. 花と緑関係の他団体との連携・協力を推進する。